カテゴリー:暮らし
いつもの日常をちょっと素敵な時間にしたいときがありますよね。
珈琲との付き合い方一つでそんな時間を感じられているお話しをしようと思います。
我が家では今日もいつもと同じような1日の始まりです。
朝、寝室で目覚めてまるちゃん(ここでは妻をそう呼ぶことにする)がカーテンを開けてくれたので、朝日を少し眩しいと感じながら気持ちよく私は体を起こしました。
家の水槽の魚に餌をあげて、ベランダガーデニングに水やりです。太陽が気持ち良いですね。
住宅地の中でもベランダでちょっとしたリラックスタイム。これがたまりません。
リビングにいき、今日は朝食のあとに珈琲タイム。この時間が大好きなんです。
昔は珈琲は飲まず日本茶や紅茶などのお茶ばかり飲んでいました。最近は珈琲に嵌っています。
珈琲は近所の珈琲専門店で豆を焙煎してもらったものを家でミルで挽いています。
豆は毎回購入する度に、新しい産地や種類のものを選ぶようにしています。今回はルワンダ産の珈琲を。
美味しいコーヒーを飲む場合は、本当は挽きたてが一番。挽いてから時間が経つほど酸化してしまい香りが落ちます。
ですが、私は家で飲むとき、最初は毎回挽いていたのですが次第に煩わしくなり、今は1週間分くらいをまとめて挽いて専用の密閉ガラス瓶に保存して、そこからカップで量を測りながら作っています。
今日もいつものように珈琲を淹れます。
カップにドリッパーを装着し、フィルターをドリッパーにセット。そこにガラス瓶からすくった珈琲粉を落とし、フィルターを軽く振りながら粉をなるべく平らにフィルター内で均一になるように整える。そして熱々のお湯をゆっくりやさしく注ぎ、立ち昇る珈琲の香りを楽しむ。
この時間は珈琲のことだけ考えています。1つのこと以外何も考えない。それが良いと感じます。
現代社会ではスマートフォンやTVなど、いろいろ干渉してくる。スマートフォンなんて仕組みを知ってしまえば、通知をすることで脳をそちらに意識を向けるように慣れさせます。まるでパブロフのイヌの様。
朝の一杯の珈琲を淹れる時間。淹れる過程に全神経を集中する。何も雑念はない。私にとって掛け替えのないゆったりと流れる時間がそこにあります。
たかが珈琲、されど珈琲。
今日も一杯の珈琲が日常に素敵な色を添えてくれました。
最後にコーヒーを漢字で『珈琲』と書く理由をご存知ですか?
コーヒーの音に当てた漢字は数あれど、「珈琲」という漢字を日本で初めて考案したのは幕末の蘭学者、宇田川榕菴(うだがわようあん)だと言われています。 「コーヒー」が「珈琲」という漢字で表記された理由は、コーヒーの木の枝に実った赤い実の様子が、当時の女性が髪に飾っていた「かんざし」に似ていることから。「珈」は髪に挿す花かんざし、「琲」はかんざしの玉をつなぐ紐を表しているそうです。
UCCのページによると、蘭学者の宇田川榕菴と言う方が考案したという説を紹介しています。蘭学者というと杉田玄白や福沢諭吉を思い浮かべますが、宇田川榕菴は存じ上げなかったです。勉強になりました。
それでは良い1日を。
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