カテゴリー:暮らし
世界的なパンデミックが起こり、早何年?!という月日が流れ、自粛生活ももう飽きてきたよーの声がこちらにも聞こえてきています。今日は、せっかくなのでそんなおうち時間をより楽しむのに役立つ遊びについてまとめてみようと思います。
皆さんが当然知っているであろうものから案外遊んだことのないものもあるかもしれませんので、ぜひ最後まで見ていって下さい♪
まず、複数人で家の中で遊べるゲームとして、次の5つに大別してみました。
実際に分けてみると、ゲームの世界もいろいろと複雑に絡み合っていて分けにくかったですが…
いかがでしょう。聞いたことのないものや聞いたことはあるけど遊んだことのないものなど気になるゲームはありますか。
今回は、これらのうち、私が大好きでおそらく大半の方にはあまり馴染みがないであろう小倉百人一首について簡単にご説明します。
1235年、藤原定家が宇都宮頼綱(蓮生)の依頼で京都嵯峨の小倉山麓中院の山荘の障子に貼る色紙和歌の選定と執筆を行ないました。古代から鎌倉時代初期、天智天皇から順徳天皇までの約570年の間によまれた有力歌人100人を選び、それぞれの和歌1首を掲げたとされています。
小倉百人一首とカルタとの結びつきは平安時代に宮廷の人々のあいだで行われていた、いろいろな貝にそえて歌をよんでつけて出しその歌を競う歌合わせという遊び、それとよく似た絵合わせをする貝おおいという遊びが進歩して、歌貝というものに発展し生まれたとされています。歌貝では、すでに貝をかたどった札が上の句と下の句ともに100枚あり、現在と同じように下の句を並べて上の句をよみ、競って取り合う遊戯が行われていました。
最初はこのように上流階級の遊びであったものが、南蛮渡来のカルタに応用され、庶民の中で広まったのです。
この小倉百人一首が〝かるた〟としてお正月などの室内遊戯に取り入れられたのは、江戸時代の初期からです。それが元禄の頃になると歌かるたといえば、小倉百人一首を指すようになり、庶民の生活に溶け込んでいったのです。
遊び方については諸説あるようですが、基本的なことを非常に簡単に説明しますと、まずプレイヤーと読み手がいます。プレイヤーの前に下の句がかかれた札を100枚並べておきます。読み手が一首ずつ上の句がよみ、下の句を瞬時に判別し相手より早く札を見つけてタッチする、その取り札が多い方が勝者という遊びです。
100首全て覚えるのかというと、答えはイエスですが、遊びをする上では一語一句全て覚える必要はないんです。決まり字という、「上の句の何文字まで詠まれたらとる札が決まる」という文字までの言葉と下の句の札が確定する文字までの言葉の組み合わせを覚えるだけでいいのです。それさえ覚えれば、格段にとるスピードが早くなるのでそこが楽しいところです。あとは、札が並べられた時にどこに下の句があるのかを自分なりに覚えることが大切です。地味な遊びと思われがちで、まぁそれを否定することは難しいのですが、実は…記憶力、瞬発力などの反射神経や運動能力、さらには聴力までもが試される、オールマイティーでスリリングなスポーツとも言えるのではないでしょうか。
おうちでの楽しみ方は人それぞれあると思います。ナンプレやパズルなど、一人で没頭して遊ぶにはもってこいのものもありますよね。この機会に是非、普段遊ばないゲームにも目を向けてみてはいかがでしょうか。新しい発見があるかも知れませんよ〜。
わくわくする心を大切に、みなさんにとって、日々がますます楽しいものになりますように♪
Long Life Journeyでは、今後もためになる情報発信を続けていきます。よろしければ定期的にチェックしてみてください。