カテゴリー:子育て・育児
わが家には、0歳の頃から息子に読み聞かせてきた特別な絵本があります。その名も『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』。赤ちゃんでも親しみやすいリズムと色彩豊かなイラストに、当初は「本当に内容を理解しているのかな?」と思うこともありましたが、息子の反応を見ているうちに、この絵本が息子の成長や家族の絆を育んでくれていると実感するようになりました。
ここでは、私たちが実際に経験した息子の微笑ましいエピソードと、絵本の基本的な情報、そして親子の絆が深まる読み聞かせの魅力についてご紹介したいと思います。
1. 基本情報
2. 魅力のポイント
私自身、この絵本を初めて手に取ったときは、「あいうえお」と「食べもの」が融合したアイデアが面白いと感じました。日常の食卓にも登場する食材が描かれているので、親しみやすく、読んだ後に「この果物、絵本にもあったね」などと息子との会話に自然につなげやすいのも魅力です。
息子が0歳の頃は、まだ自力でページをめくることができず、私や夫がそっと手を添えていました。しかし、何度も読み聞かせているうちに、だんだんと自分でページをめくろうとするしぐさが増えてきました。今ではすっかり慣れた手つきで、興味があるシーンまで一気にページを飛ばしていきます。
お気に入りのイラストが出てくると、息子は楽しそうに声にならない歓声をあげながら、そのページを指差したり、手のひらでトントン叩いたりします。ときにはまるで「ここだよ!」と言わんばかりに私たちに向かって笑顔を投げかけてくれることも。この姿を見るたびに、「こんな小さな子でも、しっかりと好きなページを覚えているんだなぁ」と驚かされます。
言葉を覚える前の段階でも、息子がこの絵本から受け取る刺激は想像以上に大きいようです。カラフルなイラストや親しみやすい言葉のリズムを通じて、「ものの名前を認識する」「音や言葉の繋がりを感じる」といった学びの種が芽生えているように感じています。
読み聞かせは、赤ちゃんとコミュニケーションをとる最初のステップとして、とても有効だと言われています。実際、息子の喜怒哀楽の変化や、少しずつ明確になっていく好みを、この絵本を通じて知ることができました。「こんな音が好きなんだ」「ここがツボなんだ」と気づくことで、私たち夫婦も息子との関わり方を自然に学んでいるように思います。
抱っこをしたままページをめくり、小さな声で読み聞かせると、息子は安心した様子で耳を傾けます。ページを一緒にめくる動作だけでも、指先や視線を共有する時間になるので、スキンシップとしても効果的だと感じます。こうした何気ないコミュニケーションが、子どもの自己肯定感や親への信頼感を育むのだと実感しています。
特別なイベントがない日でも、読み聞かせの時間は「毎日のルーティン」でありながら「大切な家族の思い出」でもあります。息子の反応一つひとつに驚いたり感動したりしながら、写真や動画に収めるのも楽しみのひとつです。後から振り返ってみると、「あの頃はこんな読み方をしてたね」「あのページが好きだったよね」と、家族の絆を再確認できる温かい想い出になっています。
息子はまだ言葉を話す前の段階ですが、絵本を読んだあとの食卓では、「あっ、これはあのページにあったよね?」といった様子で、口を動かして言葉らしきものを発しようとする瞬間があります。実際に声にならなくても、目線や笑顔から「これ知ってるよ!」という気持ちが伝わってくるのが嬉しいです。
この絵本のカラフルな食べもののイラストは、好奇心や想像力をぐんぐん刺激してくれているようで、将来的に「食」や「言葉」に対する興味を高めていく良いきっかけになるのではないかと期待しています。
『あっちゃんあがつく たべものあいうえお』は、私たち家族にとって単なる「あいうえお絵本」以上の存在になりました。息子が0歳の頃から読み聞かせを始めて、今ではすっかりお気に入りの一冊。自分でページをめくり、指差しや声をあげる姿に、日々の成長を感じ取っています。
何気ない日常の中で、こうした絵本との触れ合いが、私たち家族の大切な思い出と絆を育んでいるのだと感じます。読み聞かせを通じて、赤ちゃんの想像力や表現力、そして親子のコミュニケーションがどんどん深まっていくのは、本当に素晴らしいこと。これからも息子の成長に寄り添いながら、何度でもこの絵本を開いて、家族の時間を彩っていきたいと思っています。
Long Life Journeyでは、今後も人生を豊かにするような情報発信を続けていきます。